市山流 越後獅子

文化8年(1811)江戸中村座で三代目中村歌右衛門が踊った「遅桜手爾葉七字(おそざくらてにはのななもじ)」の七変化のひとつで、先に市村座七変化を踊ったライバルの三代目 坂東三津五郎に負けじと一夜で曲と振りを作ったといわれ、その振付が市山流初代 市山七十郎でした。月潟村の角兵衛獅子を舞踊化したもので、市山流では後半に一本歯で長いサラシを振ります。

市山会 舞踊公演

市山会 舞踊公演より 平成30年2月17日

月潟地区 角兵衛獅子

月潟では、獅子舞は古くから村の神事として伝えられてきました。それは神社の祭りなどだけでなく、組をつくって出稼ぎの旅に出るようになりました。獅子舞はいろいろな呼び名がありましたが、月潟の獅子舞は、京都や大阪では越後獅子、江戸では角兵衛獅子、新潟では蒲原獅子や月潟獅子などと呼ばれていました。

郷土芸能 角兵衛獅子より 平成9年3月発行