フランス生まれ・新潟育ち

110年以上続くバトン

フランス生まれのル レクチエ。流域にお城がたくさん点在するロワール川沿いのオルレアンにて生まれました。1905年に新潟市南区の農家・小池左右吉氏が、そのフランス・オルレアンから苗木を取り寄せたのが新潟での栽培の始まりです。栽培が難しいといわれるル レクチエは、新潟に渡ったのちフランスでは商業栽培をやめてしまいましたが、遠く離れた新潟で、研究熱心な小池氏をはじめ、様々なひとが粘り強く研究を重ねた結果、品種改良することなく栽培技術・追熟技術が確立され、現在の美味しさと品質になりました。

そして小池氏の想いは、孫の美興志(みよし)さんへ、さらにその孫のゆかりさんに。小池家ではル レクチエの栽培を現在も続けています。さらに110年の間に想いのバトンは、現在農家500軒ほどにまで渡り、新潟の特産品として愛され続けています。1世紀たった今、あらためてその美味しさと物語が注目され、日本全国、海外をも巻き込んだ新たなブームを作ろうとしています。

奇跡のヒストリー

ル レクチエを通じた国際食文化交流

2018年から「ル レクチエの里帰り」事業として、ル レクチエの原産地・フランスとの交流を開始。フランスをはじめ海外と新潟との食文化交流の大事な橋渡し役を、ル レクチエが担っています。