旧笹川家住宅
江戸時代に村上藩の大庄屋として
8つの村を支配した笹川家の邸宅
300年以上もこの地の発展を支えた大庄屋の暮らしを今に伝える、威厳と風格を讃えた国の重要文化財指定の大屋敷。

歴史

参勤交代藩主が屋敷を利用。明治維新以降人も治水事業・水田開発・この住宅の所有者であった笹川家は、武田氏の一族であり、安土桃山時代に長野県の笹川村から、この味方の地に移住したとして、1970年にこの地を離れるまで、14代300年以上にわたって続いた名家。

江戸時代には、村上藩の支配下にあった味方組8ヵ村(味方、白根、板井、木場、黒鳥、北場、亀貝、小新合計約8,000石)を束ねる日本でも有数の大庄屋を代々務め、年貢収納の取りまとめや藩からの命令伝達はもちろん、藩から与えられた警察・裁判権も行使した。笹川家は、明治維新以降も河川改修や用排水路の開削にも尽力し、水害の多かったこの地域での新田開発に貢献していた。

民藝の師も絶賛した邸宅

約6,000坪の広大な敷地の中に、役宅と住居で構成された約340坪の邸宅、5棟の土蔵や文庫などが立ち並ぶ。役宅は参勤交代の藩主だけが使用していた書院造りの部屋や、庄屋の会合などに使用した太い梁を使用した部屋などが特徴的であり、住居部は品位ある装飾を施してある。
1953年に民藝運動で有名な柳宗悦、濱田庄司らが、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチを連れて訪れた際「十月十二日私たちは、これまでに見たうちで最も魅力のある家宅の一つで夜を過した。

ここには古い領主の家と、見事に釣合のとれた、静かで威厳にみちた庭がある。この家は「下手」(げて)ではなく、「上品」だ。しかも洗練され過ぎない立派さがあり、荒けずりな田舎じみたところは少しもない」と、感想を述べている。
表門(巽風門そんぷうもん)
前庭
土間
三の間
玄関(大玄関)
次の間(二の間)
畳廊下
上段の間
釘隠し
藩主を迎える室礼が随所に見られ、釘隠しひとつとっても6種類を使用し、当時の優れた装飾技術が窺い知れる
茶の間
七畳の間

施設概要

住所〒950-1261 新潟市南区味方216
TEL025-372-3006
開館時間午前9時から午後5時(入館は午後4時10分まで)
休館日月曜日(休日の場合は翌日)、休日の翌日(土曜日が休日の場合、火曜日)、年末年始(12月28日から翌年1月3日)
観覧料【個人】(曽我・平沢記念館と共通)【個人】大人(高校生以上):500円、小人(小・中学生):300円
観覧料【団体】【団体(20人以上)】大人(高校生以上):400円、小人(小・中学生):200円 ※土日祝日は小学生、中学生は無料
駐車場無料(20台)
アクセス【自動車】北陸道巻潟東ICより白根方面へ約20分、JR新潟駅より国道8号白根経由で約40分
JR燕三条駅より国道8号白根経由で約30分
【バス】新潟駅前周辺バス乗り場から新潟交通バス「青山」行き約25分、「青山」から味方・月潟線で約40分
「笹川邸入り口」下車徒歩3分

旧笹川邸や周辺を楽しむ

地元住民によるおもてなしなど、様々なイベントが年間を通じて行われています。